ウリボウ寝かしつけ戦記(序)

生後2ヶ月のウリボウ、最近は夜もよく眠るようになりました。

いちど寝付けば、の話ですが。

授乳をしたあと、ゆーらゆーらと揺らしながらあやし、寝息を立てたのを見計らってベビーベッドに寝かします。やれやれ、今日は早く眠れそうだ……と思ったのも束の間、闇の中から「ぷしゅっ、ぷしゅっ」と声が上がります。

大泣きする前にぷしゅぷしゅと鋭く息を吐くのです。ウリボウ軍の鬨の声とでもいいましょうか。あるいは、闘牛が地面に足をこすりつけるような。この声が聞こえると、「今夜も来たか」と夫婦そろって悟り顔になります。

たっぷりチャージしたウリボウ、手足をばたつかせ、大音量の音波を放ちます。あの小さい体からなぜあんな音が。

ウサギイノシシ軍、白目になりながらウリボウを抱っこします。そのうち、「くるしゅうない」と目を閉じるウリボウですが、ベビーベッドに戻せば再びぷしゅぷしゅし始めます。背中センサーってどんな精密機能ですか。



今夜も一筋縄ではいかないかと諦めた我々、このあとの対応が夫婦の性格で違ってきます。

細やかなウサギは、まずおくるみでウリボウを包みます。背中センサー対策です。包み方がまた、春巻きのように美しいのです。そして軽く正座した太ももとお腹のあいだにウリボウを乗せたら、腹筋よろしくゆったりと前後に揺れます。これをウリボウが深く寝付くまで根気よく続けます。

雑な私は、問答無用でウリボウをベビーベッドに寝かせます。泣くのもそのままにじっと手を握り、お腹をぽんぽんと叩き続けます。寝かしつけの技やコツも調べたのですが、産後の体力不足と育児疲れで実践する気力もなく、泣き止まぬなら 泣き止むまで待とう ウリボウを(字余り)というザルのような結論で今に至っております。

ただ、ふたつだけ心がけていることがあります。

ひとつは午前中に外に連れて行って日光を浴びることです。我が家はすぐ隣にマンションが建ってから陽当たりがあまり良くないので、意識的に太陽の下に連れて行く必要があるのです。直射日光には当てていませんが。こうするようになってから、夜長く寝てくれるようになりました。

もうひとつは、寝る前のルーティンを作ることです。夕食後はテレビや動画を消します。決まった時間にお風呂に入れ、出たあとは部屋を薄暗くして同じオルゴール音楽をかけ、授乳します。

さあ、今夜はすんなり寝てくれるでしょうか。