我が家の食卓を変えた本 #01

我が家の食卓が劇的に変わった本が三冊あります。そのうちの一つが、南智美さんの「酒粕おやつ」です。

おやつを作ろうとしていたはずなのに、なぜかお料理が出来ていました。お菓子は見るのも食べるのも好きなのに、昔からなぜか作るのには向いていないのです。正確に計るとか、きっちり混ぜるとか、そういうことが苦手な性格だからでしょう。

そんな私がはまったもの。一つは、酒粕ペーストです。

酒粕を水と少量の塩で煮てペースト状にし、瓶で保存しておくというもの。本では焼き菓子などのベースになっていたのですが、お味噌汁にいれると粕汁風になります。酒粕は溶けづらいので、あらかじめペーストにしておくとたいへん便利です。お鍋の薬味として少し入れるのもコクがでておいしいです。肉を漬け込んで焼けば柔らかくなるし、カレーやシチューの隠し味にもなります。

コーヒーに豆乳と酒粕ペーストをティースプーン一杯入れて、レンジで温めると、優しい甘みと飲みごたえのあるホットドリンクになります。この冬、ウリボウを寝かしつけたあとのご褒美ドリンクとなっていました。

市販の生姜湯にお湯と酒粕ペーストを入れてレンジで温めるとひきはじめの風邪がすぐに治りました。

もう一つは、甘酒です。

これも、お菓子をつくるための材料のひとつとして気合をいれてつくってみたのですが、気合などひとつもいらず、意外に簡単にできてとてもおいしい。

柔らかく炊いたもち米が、朝になったら甘く変化しているのを見ると、麹が生きているのが実感できて愛着がわきます。何度か作っているうちに自分の気に入った分量ができてきました。今はうるち米1カップ、もち米1カップ、麹1カップ、水400ccでつくると好みの味になっています。豆乳ヨーグルトにかけて食べるのが毎朝の楽しみです。



そうそう、その豆乳ヨーグルトも手作りできたのです。

以前の記事にも書きましたが、酒粕と豆乳を混ぜて数日置くと、豆乳が固まります。いちど豆乳ヨーグルトを作ったら、そこに豆乳を足していけば何度でも培養できます(瓶はその都度、熱湯消毒しています)。

豆乳ヨーグルトと甘酒はウリボウも気に入っているようです。小さく切ったバナナに豆乳ヨーグルトと甘酒をかけたものを毎朝食べています。便秘気味なので、これで少しでも改善してくれるといいのですが。今日も泣きながらうんちを出していました……悩みの種です。

酒粕ペースト、甘酒、豆乳ヨーグルト。我が家の食卓に欠かせないものが、この本からあらわれました。肝心のお菓子作りはといいますと、、酒粕クラッカーサンドなる、手軽なものをひとつつくりました。私でもつくれる、いろんな意味でやさしいおやつでした。

本当は、ケーキやクッキーを作ってみたいのです。家でおやつをつくりたいという夢はまだ捨てていません。向いていないのはわかっているんですが……きっといいオーブンが手に入れば……と道具のせいにして、うわごとのように「BALMUDA The Rangeがほしい」とつぶやいている日々です。