テヌキ丼、2種。

最近、SNSでは「#テレワーク飯」「#リモートワーク飯」といったハッシュタグが静かに盛り上がっている――そんな話題が某ラジオ番組で取り上げられていた。

試しにTwitterを眺めてみると、いわゆる「作ってみた」的なものからUber Eatsネタまで色とりどりの写真が並んでいる。毎日オフィス周辺の飲食店やテイクアウトでランチをする人にとってはある意味「日常の中のちょっとした非日常」といった雰囲気で、SNSにとても向いているコンテンツなのだと思う。もちろん、そこに目をつけた(見逃すわけがない)企業のPRもタイムラインにしっかり溶け込んでいる。

この10年以上、自宅内のオフィスで仕事をする時間の長い僕にとっては特に非日常でもなく、新鮮味に欠ける話題ではある。でも聴くともなく聴いているうちに、いくつか懐かしいレシピを思い出した。

今でこそあまり作らなくなったけれど、若かりし頃にいそいそと作っては楽しんでいた簡単・シンプルで満足度の高い丼飯シリーズ。なかでも気に入っていたレシピをふたつほど紹介したい。前置きは長いが、なんだかんだ言って流れに乗っかってみようという魂胆なのだ――丼ものだけに。



#01 オイルサーディン丼

オイルサーディン丼

写真は調理中のものではなくイメージです。

  1. オイルサーディンをフライパンに空けて、弱〜中火程度で焼く。
  2. 軽く焼き色がついてきたら醤油を少しだけ振りかける。
  3. 刻んでおいた白葱をたっぷりと加え、軽く和える。
  4. アツアツご飯に乗せて完成。好みで七味唐辛子や花椒などをぱらりと。

丼にしないで酒肴としても旨い。日本酒、白ワイン、ウィスキー、焼酎、ウオッカにジン……とても守備範囲の広い一品だと思う。あえてコツを挙げるなら鰯と白葱に火を通しすぎないことと、醤油は少量を香りづけ程度に。



#02 ベーコンたまご丼

  1. 刻んだベーコンを、カリカリの手前くらいまで炒める。
  2. ベーコンから出た脂ごとアツアツご飯に乗せ、七味唐辛子を振っておく。
  3. 半熟目玉焼き、または軽く崩してふわとろに焼いた卵をその上に乗せる。
  4. 生醤油を少したらし、好みでマヨネーズを添えて完成。

「ベーコンエッグ丼」ではない。あくまで「ベーコンたまご丼」だと主張したい。ポイントは何と言っても卵の火の通り具合だろう。人によって好みが分かれるところでもあるけれど、個人的にはやはりとろとろ半熟、むしろ半分ナマくらいが旨いと思う。

書いていたらお腹が減ってきた……。ちなみに、タイトルの「テヌキ丼」は「たぬき丼」の誤植ではなく「手抜き丼」である。カンタンなので、興味のある方はぜひお試しあれ。