酒粕たのしい。

相変わらず酒粕ブームが続いています。南智美さんの「酒粕おやつ」はいつも寝る前の愛読書です。

豆乳ヨーグルトというやつを作ってみました。酒粕と豆乳を混ぜて乳酸菌を培養し、そこからヨーグルトをつくるのです。

瓶に酒粕5gと豆乳100ccを入れ、室温に置いておくと固まるとのこと。

早速やってみました。本には半日から1日で固まると書いてありましたが、一向に変化が見られません。

部屋が寒すぎるのかな? と思い、タオルで包んでみたり、湯たんぽを近くに置いてみたり、甲斐甲斐しく世話をしましたが、ちょっととろみがついた程度で、思い描いていたのと違う。

瓶を開けてみると、ぷしゅっと気がぬけるような音。パンのような、酵母のような香りがします。一応、何らかの反応は起きているようです。

ためしに、ヨーグルト作ってみようということで、培養した乳酸菌に約500ccの豆乳を加え、湯たんぽと一緒に一晩置いてみました。

翌朝、とろーりと固まっていましたが、若干分離している?

試食してみると、

「!」

口の中がしゅわしゅわします。豆乳ヨーグルトの炭酸割りのような。味はとてもおいしいのですが、過発酵してしまったようです。タオルやら湯たんぽやら、過保護にしすぎたようで……。

しゅわしゅわのヨーグルト……思っていたのと違うけど、まずくはないしまあ食べるか、と思っていると、ウサギが「これ、クリームソースぽく使えないかな?」と言い、早速きのことベーコンを使ってスパゲッティにしてくれました。

おいしい! 炭酸は消えていて、生クリームほど重くはなくて、でもしっかりこってりしていて、おいしい!!

ソースが少し残ったので夕飯のポークソテーにもかけてみましたが、合わないわけがない! おいしい!!



こんなにおいしいと、探究心が頭をもたげます。

今回はなぜシュワシュワしてしまったのか? 培養の段階で乳酸菌がシュワシュワしたのか、乳酸菌と豆乳を混ぜてからも温めてしまったのが良くなかったのか?

もういちど乳酸菌を培養してみよう。今度は気長に待とう……ということで、そっと待ち続けること2日。分離はしているけれど、前回よりもずっとしっかり固まっています。そして、この乳酸菌を使ってできたヨーグルトがこれです。

酒粕と豆乳のヨーグルト

なめらかです。

酒粕と豆乳のヨーグルト

「す」も入っておらず、分離もしてないです。

我が家の菌が発酵したがりなのか、ちょっとシュワッとしましたが……風味も前回とは段違いです。レシピ通りの分量で、乳酸菌さんを信じて待つとちゃんとうまくいきました。

あれこれ過保護にしたり、無理に押し通そうとせず、じっと待ったほうがうまくいくことがあるのですね……、という人生訓のような結論となりましたが、作ってみて失敗したり、やり方を変えたら成功したり、理科の実験をしているようで楽しいです。

なによりヨーグルトはそのまま食べてもおいしいし、料理の使い勝手がたいへん良いので重宝しています。ある程度食べ進んで量が少なくなっても、豆乳を足せば繰り返しヨーグルトができるので、冷蔵庫の常備食材となりました。